「関東百名山」を追加。

「ギャラリー」のコーナーに、『関東百名山』で使用した写真の抜粋を載せました。

『関東百名山』より

この『関東百名山』は、2019年に山と溪谷社から出版されたガイドブックで、1993年の『関東百名山』をリニューアルしたものです。
発端は、前の執筆者でもあった山岳ライターの打田鍈一さんによる働きかけで、すでに25年が経過していたで、山のセレクトも含めて内容を見直そうということでした。
私はその打田さんからお声かけいただき、5人の執筆者のうちの1人に選ばれました。

その後、2017年9月に執筆者全員と編集者が顔を合わせての打ち合わせ実施。どのような方向性で進めるかを相談しました。その結果、私は100山中の24山を担当させていただくことになりました。
その24山は、おおむねは馴染み深い山だったのですが、一部そうではない山も。
その後は約1年かけて、馴染みのない山はできるだけ2回登りに行くよう心掛けましたし、何度も登った山も、可能な限りは晴天の火を狙って、再度写真を撮りに行く努力をしました。

ただし実際はなかなか厳しく、青空ではない写真でまとめたページもあります。また本当に冴えない写真しか撮れず、他の方から写真を提供していただいた山もありました。

吾妻耶山
これはギャラリーには載せなかった吾妻耶山の写真。上牧駅のホームから撮影

ちなみに、私以外の執筆者は錚々たるメンバーであり、私は山のセレクトにはあまり意見は出していません。
それでも追加してほしいと考えた山は2つ。

1つは、神奈川県三浦半島の鷹取山でしたが、これはあまりにも街に近すぎるということで却下。

もう1つは群馬県吾妻渓谷沿いの嵩山。
こちらは山の魅力を認めてもらい、付け加えていただけることになりました。

取材期間は、週刊ヤマケイの連載「登山者のブックシェルフ」の連載期間とも重なって、思った以上に苦しんだのですが今になって振り返ると良い思い出です。
また機会があれば、ガイドブックを作る仕事をしたいとも思うのですが、いつかできる日が来るでしょうか?