奥武蔵・龍崖山と柏木山
登山期間:2021年4月22日(日帰り)
低山専門山岳ライターの打田鍈一さんにご案内いただき、奥武蔵というか埼玉県の飯能市郊外の、龍崖山と柏木山を登ってきました。
縦走ではなくて龍崖山を下って反対側に下山し、一回りするように柏木山に登って下山。
こんどは逆方向から龍崖山を登って登り口に戻るという、ちょっと変則的なコース。
里山ながらも面白味たっぷりの2つの山の見どころを、打田さんから伝授されるような感じの登山でした。
登り口は龍崖山公園の駐車場。
そこからひと登りで着く最初のピークが燧山で、南西方向が開けていて奥多摩の大岳山や富士山までも望めます。
次のピークが、富士山見晴し台。
この一帯の開けた箇所には、こんな感じの山見の筒が設置されているのですが、覗き込むと確かに富士山をばっちり望むことができました。
その次のピークが、龍崖山。
ヤマツツジなどが咲く、明るく開けた気持ちの良い場所でした。
そこから一旦車道に下って柏木山の登山口へ向かい、左の階段から百年ナラ尾根へ。
その先で一度柏木山の山頂近くまで登るのですが、左にそれてシダの道というサブコースへ向かいました。
案内板によると、ウラジロシダの北限群生地なのだそうです。
さらに林道を横切るようにして、パワースポット・カモシカ神社へ。
木の洞を拝殿にしてる、手作り感たっぷりの神社です。
一段上の林道からは、直登ルートをたどってやっと柏木山頂上へ。
ここは東から南にかけて、それに西側も展望が良くて、奥多摩の川苔山や鷹ノ巣山なども見渡すことができました。
柏木山頂上からは、作業道を複雑につないだ難解なコースをだどり、最後はダイレクト尾根というのを下ってカモシカ広場に下山。
見事なフジの花を見つつ赤根ヶ峠に向かい、再度柏木山の山頂方向へ登ります。
しかし山頂には登らずに、途中の分岐からジャンダルム尾根を下降。
本場に比べると随分と穏やかなジャンダルムから北側の多峯主山を望み、柏木山の登山口に引き返しました。
その後は、多少バリエーションも交えながら龍崖山のコースを逆に引き返し、龍崖山公園の駐車場へと戻りました。
低山専門山岳ライターの打田鍈一さん
これは、途中のカモシカお休み処で写した打田鍈一さん。
今から10年前、私を山と溪谷社に推薦してくださった恩人であると同時に、山岳ライターとしては大先輩になる方です。
今回は、龍崖山と柏木山のことを教えていただきつつ、山のこと、山の雑誌のこと、山の先輩たちのことなどいろいろなお話をすることができました。
とても楽しく、有意義な一日でした。