奥秩父・瑞牆山。

登山期間:2021年10月18日(日帰り)

この前は一人で、奥秩父西部の瑞牆山に行ってきました。
ガイド仲間の林陽平さんに、カンマンボロンの岩場の下を通る踏み跡が、ちょっとしたバリエーションルートで面白いと勧められていたので、確かめに行ってきたのでした。

瑞牆山荘前の駐車場は、平日ながらも混雑気味で、登山者もたくさんいました。
しかし天鳥川沿いのこのコースは、ほんの数人のクライマーが歩いているのみ。
そして歩いているうちに、自分はかつてこの道を、何度もたどっているはずだということに気づきました。
私も以前はほどほどのクライマーで、瑞牆山の岩場は何度も登っていたからです。

私は古い世代に属するクライマーだったので、登ったのはカンマンボロン・鎌型ハングダイレクトルートや、大面岩正面壁・北稜ルート、大ヤスリ岩・ハイピークルートなど、人工登攀主体のルートばかり。
今では全く評価されないクライミングですが、当時はけっこう楽しんで登っていました。

妙に懐かしい思いを感じつつ、若干不明瞭な道を登り、大ヤスリ岩の脇で一般道と合流。
あとは普通に富士見平へ下る道をたどって、瑞牆山荘前に下山しました。

今の自分だって、3ヶ月くらい集中して練習すれば、5.10くらいは普通に登れるだろう…とは思うものの、なかなかそうもいかない、大仕事がこの先に控えています。
その仕事が片付いたら、もう少し真面目にクライミングをしたいな、などと考えながら家路につきました。

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