『山と溪谷』増刊6月号。
先週末あたりから書店の店頭に、いつかどこかで見たような『山と溪谷』が置かれていることに、気づいた方もいるのではないでしょうか?
それがこれ、『山と溪谷』増刊6月号です。
2021年1月号の、大特集「深田久弥と『日本百名山』」と、その時は別冊付録だった「日本百名山ルートマップ」を第2特集としてまとめたもので、表紙のデザインはほぼ同一。
昨年12月15日に発売されたその1月号は大好評で、私の住む国分寺の紀伊國屋書店では、クリスマス頃にはもう品切れ。
年が明けて、神谷編集長への年始の挨拶のメールでそのことを伝えると、やはり売れ行き絶好調で、発売後1週間で山と溪谷社、およびAmazonでも在庫がなくなったとのこと。
私の回りでも、買おうと思っていたが品切れで買えなかったという人がチラホラあったのでした。
今回の増刊号は、そのような買えなかった人向けという位置づけで、『日本百名山』に関する部分だけをまとめた、保存にも最適な一冊です。
ちなみに私はこの特集では、30番目の谷川岳についてのエッセイを書いています。
谷川岳を最初に登ったのは、1989年の7月2日。
その後、頂上に立ったのは20回くらいで、中腹の一ノ倉沢、幽ノ沢にクライミングに出向いたのは合計で100回くらい。
30年以上に渡り、繰り返し登ってきた山について書かせていただけるのは、本当に幸せなことでした。
北東側の笠ヶ岳から見た谷川岳
北東側の小烏帽子から見た笠ヶ岳と谷川岳 白毛門やや下の松ノ木沢ノ頭から見た谷川岳
こちらの写真は、その谷川岳のページへ掲載するために、候補として送ったものです。
谷川岳はよく登るのですが、山容が解るように周辺の山から写した写真というのはあまり持っていなくて、選ぶのに苦労しました。
誌面にはこの3点とは別の写真が採用されています。
ぜひ実際に増刊6月号を手にとって、採用されたのはどんな写真かを確かめてみてくださいね。