今月の山の雑誌。

今日発売の今月の山の雑誌は、以下の2冊に載せていただきました。

今月の山の雑誌
『山と溪谷』『岳人』、どちらも2021年3月号

『岳人』は、特集「山の謎③ 鬼の棲む山」の中の、鬼の山コースガイドで浅間山の紹介記事を執筆。

浅間山は噴火警戒レベルが設定される活火山で、最近のレベルは、「2」か「1」のどちらかであることがほとんど。
「1」の場合は、ほぼ頂上と言ってよい前掛山まで登れるのですが、「2」では湯ノ平口あたりまでしか行けません。その範囲で、手っ取り早く山頂に立てるのは黒斑山であり、そこで引き返す登山者が大半です。
ガイドブックなどの多くも、無難に「2」を想定して黒斑山までの紹介となっているのですが、今回の記事は前掛山までを紹介しました。
(もちろん噴火警戒レベルごとの、行動可能範囲も解説しています)

今日現在の噴火警戒レベルは「1」なので(2月5日より)、この状況が続くのであれば、私も今年は浅間山に登りに行きたいと思っています。

ところで今回の特集の他のページ、なかなか楽しいです!
私が先日ヤマケイオンラインで紹介した岡山県の鬼ノ城山(鬼城山)は6ページに渡って載っていますし、鳥取県在住時に2年間山麓に住んだ、鬼住山まで載っています。
この鬼住山、家から30分で山頂に立てるので当時は何度も登りました。
それまでの仕事を辞めて、ガイドになることを決意したのもこの山の頂上でした!

鬼住山
2009年1月14日、自宅の玄関前から見た鬼住山(左)。右は謎の山・笹苞山

また『山と渓谷』のほうは、いつもとぜんぜん違う「今月のモルゲンロート」を執筆。
気楽な感じのコラムのページなので、書いていて楽しめました!

ちなみに自分で撮影した写真も1点入っているのですが、これは昨年5月に購入したニコンのミラーレスカメラ・Z50で撮影したもの。Z50で撮った写真が雑誌で使われるのは、これが初めてとなります。
Z50の写真、ヤマケイオンラインではすでに何度も使っていますが、雑誌ではどうしてもタイムラグがあり、コースガイドなどでは1~2年くらい前の写真を使う場合が多いのです。

さてそのZ50で撮ったのは何か?というと、この20年以上使っているシュラフです。

20年以上使っているシュラフ
1999年の暮れ、高田馬場のカモシカスポーツ山の店で購入したカリマーのシュラフ

なぜこんな古ぼけたシュラフの写真が載っているのかは、ぜひ『山と溪谷』を購入して確かめてみてくださいね。

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