心臓突然死を防ぐ記事の2回目が掲載。

ヤマケイオンラインの連載記事『登山の「専門医」に聴く怪我・病気の治療・予防の今』の、第10回が公開されました。

前回からは登山中の心臓突然死について、長野県の松本協立病院で心臓病の治療にあたっておられる、循環器専門医の市川智英先生に伺ったお話をまとめています。

▼2021年7月2日掲載
登山中の突然死をもたらす「虚血性心疾患」、その症状と対処法。
専門医/市川智英先生に聞く(第2回)

今回は、登山中に発症しやすい狭心症や心筋梗塞が発症したときに心臓で起きていること、その症状、それにファーストエイドの方法についてもまとめました。

とは言っても、ファーストエイドでできることはほとんどないのが実際のところ。
狭心症で痛みが治まったら無理せず自力下山、心筋梗塞と思われるときは迷わず救助要請です。
それを判断するための、簡単なフローチャートなども載せました。

書いた内容は、私はまったく知識を持っていないことばかりで、何度も市川先生とやりとりし、丁寧に教えていただきました。

おかげで私も心臓病には詳しくなった…と思うのですが、私はこの手の、病気の話がとても苦手なのです。。
病気のことを考えてばかりいると、自分もその病気になってしまったような気がしてきて、具合が悪くなるのです。。。
今回も、書いている最中に何度も何度も心臓が痛くなってきて、本当に苦しみました。

そして今回、もう一つ苦しんだのが図版です。

図版流用のお願いをした医療系のウェブサイトから、不許可との返答がきたため、迷った挙げ句に自分で作図することにしたのです。

私は若い頃はまんが家のアシスタントをやっていて、イラストなどを書くコツは解っているつもりです。
しかしデジタルで図版を作るというのは、また違った別のコツが必要であり、なかなか大変です。

この連載の4、5、6回目でも膝の図を作ってはいるのですが、血管の図というのはそれ以上に難しく、修正を繰り返してやっと仕上げました。

それでも、仕上がってみると動脈硬化を解説する図としては、よく出来ていると思いました。

健康診断で、高血圧や動脈硬化の指摘を受けているような方は、ぜひ記事をご覧になってみてください。
登山者以外の人が見ても、きっと役立つと思います!

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