最近の様子と今後の予定。
5月30日からガイドブックの原稿執筆に取り組んでいましたが、先ほど最後の原稿を完成させて、編集者に送信しました。
この後はまだ、校正をしなければいけないのですが、その作業はしばらく先です。
とりあえず今は、作業が一段落したところでほっとひと息ついています。
今回執筆したガイドブックは、景色の良い低山を紹介する内容で、私は62コース中の14コースを担当しました。
発売は、9月下旬の予定です。
できあがったら、こちらのウェブサイトで紹介します。
ちなみに今年の1月に出たガイドブック『駅からハイク』は、おかげさまで重版となりました。
改訂版ではないため、誤字脱字をほんの少し直しただけで、初版と内容に違いはありません。
こちらのほうは、そろそろ書店に並ぶころではないかと思います。
ガイド登山は、自分で企画したプランは6月は十二ヶ岳、瑞牆山、谷川岳の3回実施。
あとはNHK文化センター柏教室の、東京近郊ステップアップ登山という登山教室で、大岳山にも登りました。




ガイドが月に4回とは、もはや専業ガイドとは言えないくらいの少なさです。
しかしガイドブックのほか、雑誌の原稿執筆もありましたし、JMSCA(日本山岳・スポーツクライミング協会の略。「ジムスカ」と呼びます)の行事にも時間をとられたので、このくらいが限界です。
後は奥武蔵の武甲山と奥秩父の甲武信ヶ岳を、ガイド登山ではなく登りに行ってきました。




この2座は出版社に写真提供を求められることが多いものの、未使用の手持ちの写真がほぼなくなっていたので、とても困っていたのです。
今回は晴天日に登ることができ、写真を撮ることもできたのでほっとしています。
ところで6月後半以降は、ほぼ梅雨明けしたと言って良いくらいの晴天日が続いています。
しかし関東甲信越地方の平均的な梅雨明けの日は、7月20日頃です。
7月上旬から中旬にかけては、雨が降り続くものと考えていたので、敢えてその間のガイドの予定は入れておらず、東京近郊ステップアップ登山で北横岳に出向く予定があるだけです。
この先もおおむね天気は良さそうで、時間も少し余裕があるので、しばらくの間はおそらく今後依頼が入るであろう山のコースガイド記事執筆に備えての、取材をしようかと考えています。
ひと昔前であれば、こういうときはちょっと難しめのバリエーションルートなどに出向いたものですが、今やそういうルートでは、原稿依頼が来ないことが解ってきました。
ややマイナーだけれど、行こうと思えば比較的誰でも行けて、でも絶景が広がっているという穴場ルートが好まれるのが最近の傾向です。
この先2週間くらいは、そのような山を探して、写真を撮りに行ってこようと考えています。
なお、夏山のガイドプランは現在公開しているもので全部です。
大キレット、八峰キレット、剱岳は募集開始直後に満席となりました。
さっそくにお申し込みいただき、ありがとうございました。
以前に比べるとプランが少ないと思われるかもしれませんが、今年の夏は3回ほど、ガイドではなく山に向かいたいと考えていて、そちらにも日数を費やすために、少なくなっています。
さらに10年前は、1つの山行が終わった後は、休養日なし、または休養1日で次の山行に向かうということをやっていたのですが、近ごろは体力が続かず、それができなくなってきました。
休養日を多くとっていることも、ガイドプランの数が少ないことにも結びついているのですが、ご了承いただければと思います。
その後の秋山のプランも、徐々に公開していこうと考えていますが、今年はスズメバチ、ツキノワグマとも秋の活動が活発になりそうな兆候が見られ、やや不穏です。
もう少し様子を見つつ、できるだけ野生動物のリスクを回避できそうなエリア、山でプランを考えたいと思っています。
ただしプランは一気に公開はできず、少しずつアップしていく感じです。
お待たせしてしまいますが、ときどきはこちらのウェブサイトをご覧になっていただければと思います。