夏山シーズン前半に登った山。

今日は当初の予定では、自分で計画したガイドプランで、裏高尾の小下沢を登る予定でした。
朝は予定通りに高尾駅に集合し、小仏行きのバス乗り場に並びました。
しかしバスを待つ間に、雨がざーっと降り始めてきたのです。
少雨決行のつもりだったのですが、思ったよりも降りが激しくて、その場で登山中止を決定。
天気の読みが甘く、ご集合いただいた皆さまにはご迷惑をおかけしてしまいました。。

今年はお盆期間中は山の予定は入れておらず、夏山期間中ながらも、今は登山はひと休み、といった状況です。
ここまでの夏山シーズン前半は、お天気が良くて充実した登山ができました。
近年では稀なくらいに、すっきりとした夏山景観を楽しめたので、少しだけですが写真を紹介します。

まず7月22日から24日は、ガイドプランで北アルプスの槍ヶ岳を登ってきました。
槍沢コースからのピストンでした。

私は若い頃に、槍ヶ岳山荘とヒュッテ大槍でそれぞれ1シーズンずつアルバイトをしたことがあって、その間に槍の穂先には20回くらい登っています。
ガイドになってからも約20回登っているのですが、今回はとてもお天気が良くて、これまでのベスト3に入るほど。
槍ヶ岳山荘宿泊時に見た夕焼け雲も幻想的で、この山行では久し振りに夏山の楽しさを満喫できた思いがしました。

7月27日から29日は、個人の方からのご依頼で北アルプスの笠ヶ岳を登ってきました。
小池新道で弓折乗越に上がり、笠ヶ岳からは笠新道を下る周回コースでした。

宿泊した鏡平山荘では、夕焼けの時間帯に雲が濃くなって、景色が見れなかったのが残念でした。
しかしそれ以外はほぼ天気が良く、いつも登っている槍・穂高連峰を望みながらのとても楽しい山行でした。

8月1日から4日は、プライベートで薬師岳を登ってきました。
実は五色ヶ原に1度も行ったことがなかったので、時間をとって薬師岳から縦走してみようと考えたのでした。

薬師岳から北薬師岳にかけての稜線は爽快だし、最終日の獅子岳や龍王岳には残雪も現れてアルペン的で、とても変化に富んだ縦走コースでした。
五色ヶ原も想像していた以上に雄大で、機会を作ってまた訪れたいと思いました。

8月8日は仕事仲間と一緒に、御坂山塊の鬼ヶ岳へ。
このときの目的は、鬼ヶ岳手前の雪頭ヶ岳から富士山の写真を撮ることでした。

登りの最中で、富士山が雲に隠れそうになって慌てたものの、何とか写すことができました。
下山後は、登山口近くにある根場いやしの里の砂防資料館に立ち寄って、かつてこの土地に発生した土石流の被害について学びました。

以上のように充実した日々を過ごしたのですが、その一方で疲労は蓄積し、昨日まではけっこうぐったりしていました。。
今は既に回復しているので、これからお盆の期間中は実家に行ったりするほか、少し溜まっている雑誌のお仕事などをこなす予定です。